概要説明

1.解析済み特許の内容:
光学設計者が光学特許明細を解析し、その実施例ごとに各種一般パラメータを算出解析し、光路図とレンズデータを作成してデータベースに蓄積しています。
現時点での解析済みデータの内容は下記の通りです。
・1980年から2006年までの光学系特許の全実施例データ作成と一部の解析
・2013年と2016年の光学系特許の全実施例データ作成と解析 (分野により一部未実施あり)
旧公開特許の解析と拡充および最新公開特許のデータ作成と解析も出来るだけ早く実施するよう計画しております。
また今までの解析特許を統計分類しています。分類項目は出願人、発明者、発明の名称、種類、用途、タイプ及び方式です。

2.検索の種類:
検索は大きく下記の3つに別れます。
概要検索:特許庁の提供する検索機能と同様な機能です。検索キーは、出願人、発明者、発明の名称、出願日、公開番号、要約及び請求項、国際分類コード、Fターム及び、テーマコードです。
一般パラメータ検索:光学設計者が解析した実施例ごとの画角や焦点距離など約65種類の性能データ(一般パラメータ)をキーに検索します。
カスタムパラメータ検索:ユーザが一般パラメータと演算子で定義した数式をもとに新たなカスタムパラメータDBを生成し、それに対して検索します。

上記3種類の検索を連動させた絞り込み検索が可能です。例えば、概要検索で出願人(メーカーなど)を特定し、それをベースに一般パラメータで絞り込み、さらにカスタムパラメータで検索する機能です。

3.快適操作性の実現:
検索は、光学設計者の要望を取り入れて直観的でわかりやすい入出力画面を実現させるとともに、応答性も重視したものになっています。
具体的には、
・選択図、光路図だけの一覧表示機能。
・ユーザが必要とするデータだけを出力表示するカスタマイズ機能。
・1クリックでデータを入力する機能。
・選択による入力補助機能。
・各パラメータ値の多段ソート表示。
などの機能があります。
また、大量データ(RDB)の複雑な検索は応答性が課題になりますが、単純検索を組み合わせることでストレスがない応答性を実現しています。